デスメタルの音質とか

偏った考え方だなと言われればそれまでなんだが、やはりデスメタルは音質がいいのに限る、と思う。

よくインターネットの掲示板などで、「この音質の悪さがいい雰囲気をかもし出してるんですよ〜」とか言うヲタク的且つある意味宗教的な発言をよく目にするが、俺にはあまり理解ができない。

音質が悪かったら、ギターがどう言うリフを奏でてるかとかドラムがどう言うフィルを叩いてるかだとか、はたまた楽器をやってる人間が聴くなら、ここではどう言う技術・奏法を用いてるのかとか、本来なら聴き手に伝わるはずのものが伝わらなくなる。

デスメタルは飽く迄も「音楽」なのだから、音質の悪さによって聴き手に演奏・楽曲の全てが伝えきれないと言うのは、デスメタル云々以前に音楽として致命的だ。

また、音質を落とすことによる楽曲の雰囲気作りにも触れておくと、正直音質の良し悪しに関わらず、音質に頼った雰囲気作りはやめてほしいなと思う。

腐っても、デスメタルをやるんなら、雰囲気作りは自分たちの作曲能力のみで「作曲の一環」としてやってほしいと思うわけだ。

と言うか実際、大御所のデスメタルバンドでレーベルを移籍しまくったりで、デビュー時と現在とで全く音質が違うバンドと言うのは結構たくさんいるが、メンバーチェンジ等はともかくとして、音質が変わったことが直接の原因で「雰囲気が劇的に変わった」と思ったことはあまりないし、また、そう言うレビューもあまり見たことが無い。

つまり大御所は、やっぱり大御所と言うだけあって作曲能力が高いってことだと思う。

特に、最近では録音環境やレコーディング機材が改良されたりで、音質のいいデスメタルバンドが続々と出現している。

高音質なデスメタルが好きな俺からすればパラダイスだ。

いや、それはいいんだけど、とにかく、音質の悪いデスメタルは流行らないってこった！

って言うのが俺の意見ですハイ。